― アパレル仕入れの中心地「広州」のリアルを紹介 ―
広東省・広州は、世界最大級のアパレル流通拠点。日本はもちろん、韓国や中東、ヨーロッパなど世界中のバイヤーが集まる“仕入れの都”です。
この記事では、仕入れ初心者の方に向けて、広州市場の基本情報とリアルな雰囲気を紹介します。
✅ なぜ“広州”なのか?
広州の魅力は、以下の3点に集約されます。
〇生地・縫製・製品の全工程が一体化している
〇小ロット&短納期に対応できる
〇トレンド商品の流通スピードが速い
個人バイヤーや中小店舗でも十分活用できる環境が整っており、アパレル仕入れの起点として最適です。
✅ 広州の代表的な市場
市場名 | 特徴 | 主な取扱ジャンル |
---|---|---|
白馬服装市場(バイマー) | 高品質&トレンド重視 | レディース、韓国系 |
十三行服装市場(シーサンハン) | 若者向けで価格も手頃 | ストリート、カジュアル |
沙河服装市場(シャーハー) | ローカル卸売、コスパ◎ | メンズ、雑貨など |
中大布市場(面料市場) | 生地・資材が専門 | OEM・仕入れ素材用 |
📝 市場によって客層も価格帯も異なるため、目的に合った市場を選びましょう。
✅ 市場の雰囲気と回り方
広州の市場は、ビル全体が“商談空間”です。サンプル商品が所狭しと並び、現地バイヤーと仕入れ業者が交渉を繰り広げています。
現地の様子:
〇商品に値札はなし、交渉が基本
〇店員の対応は早くてドライ、テンポ重視
〇朝が早く、午後には閉店する市場も多い
〇台車・荷物・人混みで常に混雑している
✅ 初心者が気をつけたい5つのこと
☑ 営業時間は朝早く、午後には閉まる市場が多い
☑ WeChat Payが主流。現金は基本NG
☑ 空調が弱い市場もあり、暑さ対策必須
☑ スリ・盗難に注意。荷物は前掛けで
☑ トイレ事情には覚悟が必要(場所によって差あり)
✅ 効率よく仕入れるには?
広州市場はとにかく広大。闇雲に歩くのではなく、次のようなポイントを押さえましょう。
〇市場ごとに目的を分ける
〇回る店舗数を絞る
〇現地サポート(検品会社など)があると安心
最初の訪問では、「市場の空気を感じる」ことを目的にするのもおすすめです。
✅ まとめ:広州は“最初の一歩”に最適
世界中のバイヤーが集まる広州の市場は、アパレル仕入れの第一歩として最も適した場所です。
混雑・交渉・暑さといったハードルはありますが、それ以上に「自分の目で選び、納得して仕入れができる」楽しさと強さがあります。
🟠 「広州をもっと詳しく知りたい方はこちら → [広州仕入れ1日密着レポ](内部リンク)」